仕事を自分のやりたい事で選ぶケースもありますが、フジ勢は「自分にできる事は何か」を大切に取り組んでほしいと考えています。先ず「できる事」を考え動き、色々な事がクリアできるようになってくると、「やりがい」の気持ちが芽生えてくるからです。そして自分のできる事の選択肢がどんどん増えていき、「やりたい事」を選べるようになっていきます。そんな中で「意外と楽しい！」を発見する人もいます。できる事から始める。これがフジ勢で働く上でのベースです。

当社は業界では珍しく女性社員が多く、営業の半分、役職の3〜4割、取締役の半分くらいを占めています。女性は男性にはない気配りや目配りがあり、この特性が顧客満足にも繋がっていると感じています。また、この業界は専門技能や資格を求められがちですが、当社はそこにはこだわりません。少ない経験から始め、仕事上で覚えていく人も多いです。人として最低限の気遣い、「誰かのために」の心のある人なら向いていると思います。
当社はお客様や取引先、先輩や同僚等多様な人と接する機会があるので、考え方やふるまいが変わってきますよ。人として成長できる。公私共に他者に影響を与えられるような人になれると思います。
今はお金、時間など何が大切で何を選ぶのか、「豊かさ」の定義は人それぞれですね。様々な価値観にあふれる時代でも変わらないのは、承認欲求だったり自分の存在価値を高めたいという気持ちだと思います。私は「仕事を頑張って」とは言いません。けれどもこれは「仕事をいい加減にやる」ということではないのです。仕事を通して培った高い人間性があれば必然的に、公私を豊かにするための選択肢は増えます。ぜひそうなってほしいですね。

経営面では、働く環境の改善を積極的に取り組んでいきたいです。例えば営業を増やす、17時帰宅OK、お弁当を支給するなど。事業面では、現在、土木・舗装工事と地盤調査は業界的に関連性が無いため、同時に請けることは無いのですが、リンクさせられないかを模索中です。
さらには、社員の個性や特性を活かすことで、会社に新しい風を入れ、変化し難いこの業界の風通しを少しでも良くしたいという願いがあります。例えば、「当社は一般の人に宣伝する必要がないため、商社であるトラックに会社名を載せるのではなく、他社の広告を載せ収入源としてはどうか」といった意見が社員から出た事があります（笑）。実際はその実現は難しいですが、この様に、建築業界に長く身を置く私には無い着眼、着想を持つ先輩社員も沢山いて、今後戦力になると考えています。当社には「これは違うと思う」が言い合える社風があります。「良い会社、良い世の中にしよう」の共通ゴールに向かうための考え方や手法は人それぞれ違っていて良い。違っている事が、変化の激しいこの時代を生きていくための強みでもあるのだと思います。一緒に挑んでいける皆さんとの出会いを楽しみにしています。